がんサバイバーとの対話で考えたこと

【連続投稿621日目】

 

人生100年時代。人口に膾炙された言葉です。

しかし当然ですが、全ての人が100歳まで生きることができるわけではありません。

がんで闘病生活を送っている人と、心身ともに健康な人。どちらが 1か月後に元気で生活を送っているか。

確立としては後者かもしれませんが、心身ともに元気な人でも、明日何らかの事故に巻き込ま れるかもしれません。

 

先日、がんと闘う経営者、磯部一郎さんの話をオンラインで伺いました。「自分の人生に、いつか、というのはない。 多少無理をしてでも今やらないと、すぐに再発してしまう。 いつどうなるかわからない状態、何らかの形を今作らないと、 何にもできない人生になってしまう」

 

がんと一緒に共生している(打ち勝つとは、本人も言っていません 。負けなければよいスタンスを意味します)方とは思えないアグレッシブなコメントです。ただこの言葉、健康だと思っている人にと っては、

刃のように刺さってきませんか。


何かの理由をつけて「今やらなくても、いつかやればいい」と思っ て先送りしていませんか。

「どうせ自分にはムリだから」と言って殻に閉じこもり、安全な領域から見つめているだけになっていませ んか。

 

魂がこもったこの言葉を聞いたとき、鳥肌が立ちました。反省なんて生ぬるい。もっともっとやらなければいけない。行動しなければいけない。

 

そして、思います。生きてほしい。がんと共生することで、死のト ンネルが見えているとしても、生きて魂の言葉を投げ続けてほしい 。
受け止める側の覚悟も必要ですが、自分はその覚悟をもって受け止めたいと思います。