NHKスペシャル コロナ危機 女性にいま何が

【連続投稿625日目】

 

12月5日に放送されたNHKスペシャル「コロナ危機 女性にいま何が」を見ました。きっかけは、知り合いの経営者が登場する情報を得ており、どのように描かれているのかを確認したかったから。しかし番組全般のテーマは、コロナ禍で女性の雇用環境が厳しさを増し、それが子育てにも悪影響を及ぼしているというものでした。

 

www.nhk.or.jp

 

番組と民間会社が共同で全国の男女に調査を行い、コロナ禍で浮き彫りになった女性雇用の問題を丁寧にくみ取っていました。

 

・緊急事態宣言後、仕事を失った数は男性32万人に対して、女性74万人。

・女性の社会進出は右肩上がりだったが、その多くが非正規雇用だったため、コロナの

 影響を受けやすかった。

・共働き世帯は今や1245万世帯。世帯収入の30%が女性収入に頼っている。ここが減少、半減、ゼロになったら家計への影響が甚大。

・解雇、雇い止めに合った女性の33%が再就職できていない実態が浮き彫りに。

・内定が取り消された女性が、区の緊急小口融資を頼みに行ったが、収入半減以下が対象で、内定取り消しは対象外と担当者から告げられ、その場で泣き崩れ怒りをあらわに。その母親の子供がサンタさんのクリスマスプレゼントをおねだりしても、応えられない親のつらさ。

・親が再就職できず、高校生の子供のバイト代だけで生活する一家。

 

「女性活躍なんて言ってて、本当に活躍できている人は高層マンションの上層階に住んているような人たち。低層階に住んでいる私たちは、いくらエレベーターで上の階のボタンを押しても上に入ってくれない。連打しても連打しても抜け出せない」

 

胸が掻きむしられるような想いになりました。