今朝の日経新聞より。パクスなき世界。

【連続投稿703日目】

 

2021年2月22日の日本経済新聞朝刊1面。「パクスなき世界」の見出しに書かれていました。

 

「あなたは歴史の転換を傍観するだけですか」

 

日経新聞ですのでアメリカ、中国、民主主義、資本主義というマクロ的な視点での論調ですが、ここではかなり強引に一般化してみました。

・今まで正しいと思っていた価値観が崩れ去った。

・新しい価値観が今後の主流になるのか混とんとしている。

・現状が端境期であり、混乱している状況。

 

となります。

 

昨年から続くコロナ禍で生活者目線でも同様のことが言えます。この点については改めてここで書く必要もないくらい身に染みていますよね。

 

ふと本棚に目をやると「ローマ人の物語 勝者の混迷」が目に入りました。

ハンニバルとの戦いに勝利し、カルタゴを手中に収めた古代ローマ。規模が拡大することにより徐々に共和制のほころびが目立ってきます。改革派と守旧派による混迷の時代を描いています(この混迷を治めたのがユリウスカエサルであり、初代皇帝アウグストゥスとなります)。この混迷を乗り越えてパクスロマーナ(ローマによる平和)を実現していきます。

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そして、もう1冊。「傍観者」と聞くとどうしてもこの本が思い出されます。

 

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傍観者というよりは、広い視点で物事を眺め、観察した若きドラッカー

 

歴史の転換を傍観するなら、ドラッカーのように広い視野、高い視座で物事を見て、聞いて、考え、行動したいですよね。

 

混迷の時代というなら、その時代を楽しみませんか。だって何が成功か、失敗かわからない。つまり正解がない。だったら行動あるのみです。