あの記憶を忘れない?その前にどれだけ知っていますか?

【連続投稿719日目】

 

明日何が起こるかわからない。今日一日一日が大切

この先、出来れば人助けになればいい。

生きるか死ぬか、どうせ生きるなら自分らしく。

 

東日本大震災で、ご自身以外の家族全てを津波で亡くしたある方。23歳の息子さんは、5日前に結婚したばかりだったそうです。

 

 

子どもを失った親の気持ち。親は自分の生活すべてが、子供の将来ありきの生活。親はみんなそうでしょう。しかし突然その生活がなくなった。まさに生きる意味を失ったそうです。それでもやってくる空腹、睡眠。こうした自然現象が嫌になった・・・

 

それでも、色々な人に助けられて今に至っている。今の思いが冒頭の言葉です。

 

様々な人に助けられた。だから今度は多くの方の人助けをしたい。いつかなくなる命。自分らしく生きたい。

 

親としての気持ちわかる、なんて安易に言えませんし、言うつもりもありません。想像を絶する経験と絶望、そして10年、悲しみを抱いて過ごした時間は筆舌に尽くしがたい。安易に「わかる」なんて言えません。

 

忘れない、と言いながらでは我々はどこまで知っているのか。匕首を突き付けられた気持ちになりました。忘れない、以前にまだまだ知らないことがたくさんある。早く現地に行って、自分の目で見て、考えないとダメだと改めて決意しました。