華氏451度、本は自分自身を映す鏡。

【連続投稿828日目】

 

ディストピア小説の代表作「華氏451度」。1953年に発表されました。

本が燃やされる世界の恐ろしさとその先にある希望を描いており、個人的に大好きな一冊です。

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ちなみに、1966年には映画にもなっています。

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内容については、あえてここでは述べません。

 

ただ、重要なメッセージがあります。

本を読んで知識を記憶することが素晴らしい、特別なことと思ってはいけない。人類が自分の姿を映して反省するための「鏡」であり、本を読むことで思考し、行動することだというメッセージです。こうした人間の主体的な行動を通してのみ、本を読む=本を手段として使うことが大切なのだ。

 

自分の置かれている環境や、成長段階に応じて、同じ本を読んでも感じる箇所、捉え方が全く違ってきます。

昔読んだ本を読み返すと、なんでここに線を引いたのか不思議に思うことが多々あります。逆にここに着目していなかったんだ、と考えることもあります。

 

それは、自分自身を映す鏡だらかです。毎日鏡を見ていると日々の顔の様子を確認することができますよね。

本も同じ。本は自分自身がどれだけ成長しているのか、悩んでいるのか。何を探しているのか。自分自身と向き合い、行動するためのきっかけにする手段なのです。