自己基盤を達成基準に考えるとスッキリした

【連続投稿1093日目】

 

「エベレストに挑戦しようとしたら、どういった準備が必要ですか?」

 

こう問いかけられたら、何を思いつきますか。

 

まずは現状把握から入りますよね。エベレストの状況、自分自身の体調、肉体的なもの。金銭的なもの。それらを把握して準備をしていくことでしょう。体力強化、時期やルート選定、仲間の募集、現地との調整などなど。登山経験がなければそれまでに何度か他の山で経験を積むことも必要。

 

そして、いざエベレスト登頂。しかし。悪天候への対応不足、現地でのトラブル、体調不良など想定外な事例はいくつも出てきます。それで登頂できなかったとしたら、果たしてその挑戦は、全く無意味なものになりますでしょうか?

 

私は、以前までは結果が全てだと思っていました。どんなに準備を重ねても、達成できなかった場合、100かゼロかで言えばそれはゼロだと。

結果が全てだと思っていました。もちろん結果を求められる仕事もあります。しかしこうした自分自身のチャレンジについて、いちがいにゼロと断定していいのか最近は迷いが出ていました。

 

昨日、すごく腑に落ちました。それは、挑戦して失敗しても、自分自身の自己基盤がより深く、広くなる経験を積んだ。この点について焦点を当てれば、決してゼロではない。

 

つまり、自己基盤が厚くなるか、深みが増すかを達成基準にすれば、結果だけに捉われることは無くなる。

経験値が増す。それを次の挑戦に活かす。結果重視の考え方だけでは得られない「楽な気持ち」を得ることができる。(ここで言う楽な気持ちとは、手を抜くとか、そういうことではありません。)そうやって気持ちを変えることで、より高いパフォーマンスを出すことができる。それが良い結果を生み出す。

 

結果ばかりを追い求めていた自分にとって、非常に大きな気付きを得ることができました。

 

今後、自己基盤を達成基準とすることで、自分自身が自己基盤を増すことができればその分お客様に対して、堂々と自信をもって、価値を提供することができる。

 

昨日は、様々な考えがひとつにまとまった瞬間でした。