【連続投稿1116日目】
先週6日、本屋大賞が発表されました。今年は「同志少女よ、敵を撃て」逢坂冬馬(早川書房)」。
ちなみに、本屋大賞とは、2004年に設立された文学賞です。出版社や選考委員が選定する既存の文学賞と違い、新刊本を取り扱う書店員の投票によって決まる点が特徴の文学賞。
「同志少女~」が出版されたのは2021年11月。その頃はロシアがウクライナに侵攻するなど誰も考えていなかった時期。表紙が気になってはいましたが、他に読みたい本もあり食指が動かず。本屋大賞の受賞を知り先日ようやく購入しました。ミーハー買いです。
読み途中なので、感想らしい感想が書けないのですが、小説とはわかっていながら、SNSから流れてくるウクライナの状況とどうしてもシンクロしてしまいます。そこは一線ひいて考えていかなければと思っています。小説を読んで現状が理解できるほど、現状は甘いものではないので。
しかしながら、SNSが映し出す事実に至る背景を、少しでも想像する力を養うのが本だとも思っています。本の役割はそこにあります。
この本が、どこまで役に立つかはわかりませんが、少なくともページを繰る手が止まらないことだけははっきりと言えます。