耳が痛いことを言われても。

【連続投稿1129日目】

 

良薬は口に苦くして病に利あり、忠言は耳に逆らいて行いに利あり。

 

人口に膾炙した言葉に言い換えると「良薬は口に苦し」。あまりにも有名ですね。中国の孔子の言葉だとされています。

 

本当のところはわかりませんが、苦くて飲みにくい薬が病気に良いとされているところからきています。転じて、人からの助言も耳が痛いことほど自分に足りない部分を指摘されています。

 

厳しい指摘を受けると腹が立ったり、落ち込んだりしませんか。そんな感情が沸き起こるのは、自分でもわかっていたことだからではないでしょうか。

 

子どもの頃、勉強しなきゃな~と思っていてもなかなかやる気が起きないとき、親から「勉強しなさい」と言われると反発したことありませんか。それと同じことです。

 

耳障りの良いことを言う人ばかりが周りにいても、結果的に自分のためにならない。少々耳が痛いことを言ってくれる人がいることを、幸せと感じたいものです。それくらいの懐の深さがあれば、人の話を素直に聞けそうですね。