現場を知るリーダーの決断力

【連続投稿1194日目】

 

決断できない人がトップになると、下が苦労する。

 

社会人であればだれもが経験したことがあるのではないでしょうか。

どんな組織でも決断するのがトップの役割。トップが方向性を決めたらなら、その実現に向けて組織に属しているメンバーは仕事を分担し、取り組んでいく。

 

しかし、決断に時間がかかる。折衷案でどっちつかずの方向になってしまう。そもそも決断しない。こんなトップがいる組織は、不幸です。

 

構成員は何をやればいいのかわからない。勝手気ままに行動するから統制が取れなくなる。それでもボトムアップで組織が回ればいいですが、トップに対する遠心力が働いて、収拾がつかなくなれば、組織の体をなさなくなります。

 

もちろん、トップの判断がすべて正しいわけではありません。だからと言ってそれを恐れていては、決断できなくなる。だからこそトップの役割は大切なのです。決断することが、ほぼすべての役割だと思っていいかもしれません。

 

現場から離れた場所で、耳障りの良い情報だけで判断して決断すると、それこそ机上の空論、精神論の世界に入ってしまいます。

決断するならば、自分自身が現地、現物、現人することが、やはり大事だと思うのです。

昨日「失敗の本質」を久々に読んで、現場を知るリーダーの存在、失敗から学ぶことこそ良い判断が生まれることを改めて学びました。