他者理解をするために。器を大きくする手段。

【連続投稿1389日目】

 

器を大きくする手段に、自己理解と他者理解があります。

 

自分自身を客観的に見つて、なぜその時そう考えたのか、深掘りする。これを繰り返すことで、自分に対する理解が高まる。

他者理解、エンパシーとも言えます。他者の感情や経験を理解する能力。他者理解とは、相手の考えを想像する創造力。他者理解するためには自分自身の理解が必要になってきます。このふたつは切っても切り離せない関係だと思っています。

 

人は、知らず知らずのうちに他者にラベリングしてしまう。さらにSNSが自分の考えに近い人だけが集まってきてしまう。分断が助長される。コロナ禍においては他者と出会う機会も失われ、余計に他社の靴を履く機会がなくなっている。

他者理解を深める、考える本として「他者の靴を履く」(ブレイディみかこ 文藝春秋 2021年)があります。

災害などが発生した後、混乱状態において人々の相手を思いやる気持ちが生まれると言います。種が生き残るためには相互扶助が必要になる本能が発揮されるからでしょう。

 

エンパシー。他者を理解する能力を高めるために、相手の立場に立って物事を考える習慣を常日頃から身につけていく。想像力を高めるためにも数多くの人と出会い、話をする必要があるように感じます。