その改善は何のために行うのか?

【連続投稿1412日目】

 

最近、いくつかの業務改善事例の話を聞く機会があります。さすがだなと思う一方で、もう少し掘り下げたらもっといいものができるのに、と考えてしまうことも数多くあります。

特に、なぜその改善をしたのか。この前段の説明が根拠薄弱なものが多い。今やっている業務で不具合ややりにくさを感じたから取組む、対処療法的な取組になってしまっているのです。取り組んだ内容はあくまでも数ある手段のひとつであり、それが全てではないはず。様々な可能性を考慮比較して、その対策を取ったのであればよいのですが、そうではない事例が散見されます。

 

極端な例を言えば、以前書いたこの例え。売上が減少した。対策は売上を上げるために、値段を下げる。といった改善事例になってしまっている。

eitaroh7407.hatenablog.com

 

これでは、本質に迫っていないので、必ずと言っていいほどほころびが出てしまいます。

なぜその改善をしなければいけないのか。そこをもっと深掘りすると違った対策が出てくるのではないでしょうか。