言葉には限界がある

【連続投稿1590日目】

 

コーチングを通して、もやもやした頭を言語化することですっきりし、自発的行動につなげる体験を提供しています。その点では言語化することは有効だと思っています。

 

しかし一方で、言葉には限界がある。人が発する言葉はあくまでものその人の経験を通して得られたもの。Aさんが常に使っている言葉や意味が、Bさんにそのまま通じるかというと必ずしもそうではない。そこに「伝えても伝わらない」状況が生じてしまいます。

 

表面的な記号としての「言葉」ではなく、その裏に込められた思い、ニュアンスなどはメッセージを発する人と受け取る人が同じテンプレート、同じ風景を描いていないと伝わらないものです。

 

だからこそ、言葉には限界がある。言葉には限界があるからこそ、一度口から出た言葉は、誤解を生みやすいし、もう二度と口の中には戻っていかない。

 

限界があっても、それでも言葉を使って意思表示する必要はあるのですが。