創業100周年を迎える会長の話を聴いて。

【12月23日 連続投稿1794日目】

 

宮城県で今年創業100周年を迎えた計測器メーカー会長のお話を、昨日伺いました。

主に経営者の成長についての内容でした。

 

・経営者の成長とは、「人間観」のアップデートに他ならない。時代に合わせた変化が必要。

・人はその気になったとき、自ら育つ。その気にさせるのではない。その気にならないのは経営者のせい。

・理念がない会社は、行き先なく大海に小舟で乗り出しているようなもの。みんな後ろを向いて舟をこいでいる。ともすれば経営者も後ろを向いて舟をこいでいる状態。これではみんな路頭に迷ってしまう。

・幹部に対してこれからは「部下に指示するな」と命じた。部下から「どうしたらいいですか?」と相談されたら「○○さんはどうしたいの?」と聞き返すようにと。

最初は上司、部下共に戸惑っていたが、そのうちにこの会社は上司に相談してもダメだと社員が自ら考えるようになった。

・即戦力を求めるな。即戦力だと思った人を採っても、2,3年したらすぐにいなくなる。未来の組織づくりのために即効性を求めないこと。

・どんなに優秀な社長でも一人でできることは限られる。より多くの人の役に立ちたいとおもうなら、組織で経営すること。個人事業主の人にいつも言う。その程度の思いなのかと。

 

どの言葉も重みを感じる内容でした。仕事に活かせる内容ばかりで、良いインプットができました。