読書のススメ

【2月18日 連続投稿1851日目】

 

中間管理職で本を読む人がなかなかいないという社長の話を聴きました。色々な理由があると思います。目先の仕事が忙しくて読書どころではないかもしれません。しかし「今日身につけたものが、明日の自分を作る」との考えに立てば、時間はかかっても将来の自分を形成する養分になると思っています。

ちなみに、私の座右の書は「経営者の条件」(ドラッカー ダイヤモンド社 2006年)です。
他のドラッカー本の中でも、一番影響を受けた本です。線を引いている言葉から、いくつかピックアップしてみました。

 

自分は何によって貢献すべきか。
いかなる成果をもたらすべきか。
それはいつまでにか。


アクションプランは、頻繁に修正していくべきものである。
柔軟性を当然のこととしなければならない。


変化を脅威ではなく、機会としてとらえなければならない。

 

初出は1966年。半世紀以上前の本なのに、主張していることは全く色あせていません。


この本は、自らをマネジメントするために、何を考え、どう振る舞ったらよいかが書かれています。


何よりも刺さるのは、自らが果たすべき貢献は何か、について語っている点です。


「貢献に焦点を合わせることで、自らの狭い専門やスキルや部分ではなく、組織全体の成果に注意を向けるようになる。」


この一文は、何度も線を引いています。


結局この考え方って、アダム・グラント「Give&Take」に出てくるギバーと同じですよね。ギブすることで組織全体に貢献する。

現在のビジネス系自己啓発本100冊読むならこの1冊で十分です。ほとんどがこの1冊に集約されています。