【5月30日 連続投稿1953日目】
先日ある大学教授から「人手不足時代、何が求められるのか」と題した講演を伺いまいた。
足りない人手を長時間労働でカバーすると離職を誘発し職場の持続可能性が低くなる。今いる従業員の定着率を高めることが必要。
賃上げで人件費が上昇すると利益が下がる。だからこそ設備投資などを行い生産性を高めていくことが必要。賃上げが生産性向上につながる。賃上げして需要を拡大しないと経済は拡大していかない。
サービス産業の生産性が低いと言われる。サービスレベルが適正価格になっていない。生産性の分子=付加価値を高めるためにはサービス価格を上げることも重要。
過当競争で価格競争していては持続的な事業にならない。「レオ・レオニのスイミー」に見習おう。小さい魚がバラバラに泳いでいたら次々に大きな魚に食べられてしまう。みんなで集まって一匹の大きな魚になる。
競争も大事、しかし連携や協同も今後ますます必要になってくる。
強く訴えていたのは、「賃上げし続けないと日本経済の再生はない」との言葉でした。この話を聴いた経営者が何を感じ、どういった行動をとっていくのかよく観察していきたいと思います。