いるものといらないものを分ける。

【連続投稿1149日目】

 

始めるときよりも止めるときのほうが大変。

 

優先順位と言いますか、劣後順位をきめていくことで、力の入れ具合をシフトさせていきます。全く力を入れなければそれはやめることになります。

 

製造業発の改善手法に5Sがあります。整理、整頓、清掃、清潔、躾の頭文字を取って「5S」と称しています。特に最初の2Sは基本中の基本。いるものといらないものを分けて、いらないものは捨てる考え方です。

では、いるものといらないものを層別する基準はなんでしょうか。

法律上、手続き上どうしても取っておかなければいけないものは別として、1年間全く使っていなければ捨てる。とか1年間全く活動していないコミュニティであれば退会する、といったように時間軸を決めると良いのではないでしょうか。

 

あとは、目標や自分自身のミッション、ビジョンに照らし合わせて決めていくということですね。

 

 

何のために、誰のために?

【連続投稿1148日目】

 

何かを新しく立ち上げようとしたら、そこには膨大なエネルギーが必要になります。ではその源泉は何か。それは自分自身や属している組織のビジョン、ミッションなんですよね。「なぜそれをやるのか」「誰のために、何のためにやるのか?」それを自分や周りの人が腹落ちさせられていれば、推進力に変えられて、負のエネルギーを凌駕することができる。

 

なぜ、何のために。これがないと、何かをやろうとしてもうまくいかない。

 

迷った時に立ち返ることができる、自分や組織の軸を持っていますか?

 

今やろうとしている仕事は、何のためにやるのでしょうか?誰のためにやるのでしょうか?

 

自分自身や組織のメンバーと改めて深く対話してみるのも良いのではないか。そんなことを思った金曜日の朝でした。

自分自身を客観視する

【連続投稿1147日目】

 

以前の自分自身に欠けているもの。正確に言うと、弱い部分。それは自分を客観的に見つめること。どうしても主観が入ってしまい、感情で行動してしまいがち。

 

コーチングを始めてから、その点はだいぶ改善されました。客観的にクライアントの話を聞き、感情に流されず、受け止める。自分自身の感情と切り離すことで、気持ちに余裕が持てるようになりました。

 

コーチングでは、クライアントに対して、クライアント自身を客観視する質問を投げかけることもあります。そうやって自分を見つめ直してもらう意図がありますが、その質問を自分に投げかけると、これがまた深く考えさせられます。

 

過去の自分から見て今の自分はどう見えるか。目標を達成した自分から見て今の自分は?仕事で成功した自分を、客観的に見つめるとどう思う?

 

こうした質問を常に自分自身に向けることで、自分の人生をより客観的に見つめることができるようになりました。

 

何か迷っていることがあれば、こうした質問を自分自身に問いかけてみてください。

指摘されて仕事のクセを修正しよう

【連続投稿1146日目】

 

ひとりで仕事をしていると、クセみたいなものがどうしてもついてしまい、それがいいのか悪いのか判断がつかなくなります。そこそこ成果物を出したとしても、「自分のクセ」を修正すればもっと良い成果が出せるかもしれない。しかしそれは自分自身ではわからないこと。だからこそ人とチームを組んで仕事をすることで、自分自身のクセを修正する機会を設けたいものです。

今までやってきたことを指摘されるわけですから、(逆にほめられることもあるがそんなに多くはない)最初はいい気持ちはしないでしょう。

しかし、指摘は伸びしろの裏返し。指摘されることをいとわず、どんどん指摘されてみましょう。そうすることで自分のクセが修正されて、よりレベルの高い成果物が生み出せるようになるかもしれません。

 

もちろん逆もしかりです。相手のクセがあれば、それを指摘しすり合わせてより良いものを生み出しえていく。そうしたプロセスを経ることが大事なんですね。

それだけのプロセスを経れば、結果は自然とついてくるものです。

対話型絵画鑑賞イベントに参加しました。

【連続投稿1145日目】

 

1枚の絵をみんなで見ながら、感想を言い合う。対話型の絵画鑑賞イベントに参加しました。

オープニングで主宰者の方がお話しされたこと。絵画を鑑賞する際に普通の方は、目立つものばかりに視点が集中しがち。しかし美術教育を受けた方は全体を捉えるように、様々なところを見ている。全体を見て様々なことに気づいていきましょう。と。

確かに目立つ部分に視点が行きがちかも。

 

実際2枚の絵画を鑑賞しました。1枚目はこちら。

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール クラブのエースを持ついかさま師

artmuseum.jpn.org

 

そして、2枚目は「ベアバックライダーズ」と言われる絵。1886年WHブラウンが描いたとされていますが詳細はわからず。

サーカステントの中、走っている黒い馬のお尻付近に男性が片足で立っています。その片足の膝付近に、両手を広げた女性が片足でバランスを取っています。黒い馬の右側にはピエロ、左側には鞭を持ち、横に伸びるひげを蓄えた男性の姿。

 

これらの絵をまずは観賞。鑑賞する際はタイトルも解説も一切伏せられます。絵だけをまずは見ます。その後みんなで感じたことを対話。そしてみんなの意見を聞いて気づいたことを改めてメモし、最後に共有。今回は、それぞれのタイトルまで考えるお題が出されました。

 

読書会をやっていても感じるのですが、ひとつの本、絵を鑑賞しても感じることは人それぞれ。こんな見方があるんだ!と驚きの連続でした。

そして気づいたこと。自分は人が言った意見ですごく刺さったものがあると、どうしてもその思考から抜け出せず引っ張られてしまう癖があること。

 

こうした気づきが得られたのも、良い経験でした。

大河ドラマが喜劇で何が悪い

【連続投稿1144日目】

 

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。北条義時を主人公にして、平安末期から鎌倉時代初期までを描いています。脚本は三谷幸喜。そのため、全体的に喜劇的な要素が強く、俳優陣も三谷色がかなり出ている印象を受けます。

www.nhk.or.jp

個人的には、この三谷色に染まった今回の大河、非常に面白く毎週楽しみにしています。おそらく、三谷幸喜以外の脚本だったら、この時代をテーマにした大河は「おもしろくない」ものになっていた可能性があります。少なくとも自分にとっては。

大学受験で日本史を専攻していましたが、この時代は印象が薄い。頻出テーマの部分しか学んでいないし、興味もそれほどそそられるものではありませんでした。13人の合議制も学んだのか今となっては、怪しい記憶です。だから、最初は鎌倉殿も、正直期待はしていませんでした。

 

そこはさすが三谷幸喜。「つまらない」テーマを面白く伝えるのは、さすがだな~と思いながら毎週見ています。

 

大河を喜劇にしていることを批判する人もいるでしょうね。またかなり現代風にアレンジしているもの、眉をひそめる人も良そうです。

でも、ドラマですから。史実通りのことを描くなんてできるわけがない。(時代考証はしっかりしたうえでの話です)そこは脚本家や演出の解釈が盛り込まれて当然です。ドラマはある種エンターテインメント。そう割り切っています。

それ以上に、自分自身に興味を持たせてくれたことのほうが、大きいからです。

 

 

価値観と経営理念と

【連続投稿1143日目】

 

判断に迷った時のよりどころは、自分自身の価値観、経営だったら経営理念に立ち返りましょうと、いつも言っています。

 

一説によると、人間は一日で6万回の思考を行い、3万回選択をしていると言われています。もちろん3万回常に、意識して選択をしているわけではなく、無意識に選んでいることもあるでしょう。3万回のうち、本当にその後の生活を左右する選択場面が何回あるのかは、人によって、置かれた状況によって変わるんだろうと思います。

 

そんな時、迷ったら自分自身の価値観に照らし合わせると判断しやすくなりますよね。経営であれば、経営理念。

 

以前、「経営理念なんて作る必要あるのか?」とおっしゃっている経営者がいました。規模が小さい会社ならば経営者の価値観=会社の理念、でもよいかもしれません。しかし規模を拡大していく中で、対外的に会社をPRしようとするならば、やはり会社としての理念がないと人も集まらないし、束ねられない。やはり明文化して社内外に示すことは大事だと思います。

 

改めてご自身の価値観や経営理念に基づいた行動をしているのか、振り返ってみませんか?