大河ドラマが喜劇で何が悪い

【連続投稿1144日目】

 

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。北条義時を主人公にして、平安末期から鎌倉時代初期までを描いています。脚本は三谷幸喜。そのため、全体的に喜劇的な要素が強く、俳優陣も三谷色がかなり出ている印象を受けます。

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個人的には、この三谷色に染まった今回の大河、非常に面白く毎週楽しみにしています。おそらく、三谷幸喜以外の脚本だったら、この時代をテーマにした大河は「おもしろくない」ものになっていた可能性があります。少なくとも自分にとっては。

大学受験で日本史を専攻していましたが、この時代は印象が薄い。頻出テーマの部分しか学んでいないし、興味もそれほどそそられるものではありませんでした。13人の合議制も学んだのか今となっては、怪しい記憶です。だから、最初は鎌倉殿も、正直期待はしていませんでした。

 

そこはさすが三谷幸喜。「つまらない」テーマを面白く伝えるのは、さすがだな~と思いながら毎週見ています。

 

大河を喜劇にしていることを批判する人もいるでしょうね。またかなり現代風にアレンジしているもの、眉をひそめる人も良そうです。

でも、ドラマですから。史実通りのことを描くなんてできるわけがない。(時代考証はしっかりしたうえでの話です)そこは脚本家や演出の解釈が盛り込まれて当然です。ドラマはある種エンターテインメント。そう割り切っています。

それ以上に、自分自身に興味を持たせてくれたことのほうが、大きいからです。