おもしろい、と楽しい。違いは?

【連続投稿302日目】

 

「おもしろい」と「楽しい」の違いって何でしょうか。

 

先日体験した価値観ババ抜きで、この2つのキーワードが出て来ました。

私は、「おもしろい」を手放し「楽しい」を手にいれました。

 

価値観ババ抜き

http://myvaluecard.com/?page_id=22

 

ゲームをご一緒した方から、これについて質問されました。なぜ似たような価値観を入れ替えすか、と。

 

その違いを定義できて入れ替えたわけではなく、何となく語感がしっくりときただけでした。反対に、質問された方は、同じく語感で「おもしろい」を選んでいました。

 

こうなるとやはり調べてみたいものです。

 

「おもしろい」

1 興味をそそられて、心が引かれるさま。興味深い。「何か―・いことはないか」「仕事が―・くなってきた」「この作品は―・くなかった」
2 つい笑いたくなるさま。こっけいだ。「この漫画はなんとも―・い」「―・くもない冗談」
3 心が晴れ晴れするさま。快く楽しい。「夏休みを―・く過ごした」「無視されたようで―・くなかった」
4 一風変わっている。普通と違っていてめずらしい。「―・い癖」「―・い声」
5 (多く、打消しの語を伴って用いる)思ったとおりである。好ましい。「結果が―・くない」
6 風流だ。趣が深い。

「月の―・きに、夜更くるまで遊びをぞし給ふなる」〈源・桐壺〉

類語

おかしい
滑稽(こっけい)
ひょうきん

 

語源

面白いは、「面白し」という語が原義で、現代の面白いとほぼ同じ意味で上代より使われているめ、語源は未詳であるが、以下の説が有力とされている。
「面」は目の前を意味し、「白い」は明るくてはっきりしていることを意味した。
そこから、目の前が明るくなった状態をさすようになり、目の前にある景色の美しさを表すようになった。
さらに転じて、「楽しい」や「心地よい」などの意味を持つようになり、明るい感情を表す言葉として広義に使われるようになった。

 

「楽しい」

1 満ち足りていて、愉快な気持ちである。「毎日を―・く過ごす」「テンポのよい―・い曲」「―・いピクニック」
2 富裕である。金持ちである。

「堀川相国は、美男の―・しき人にて」〈徒然・九九〉
3 作物の出来が豊かである。

「この年頃は、いとこそ―・しけれ」〈大鏡道長上〉

類語

嬉しい(うれしい)
喜ばしい(よろこばしい)

 

語源

楽しい時、人は手を伸ばして喜び舞うことから、「手伸舞(たのしまう)」や「手伸し(たのし)」が語源といわれる。
その他、楽しいの語源には、田の面に五穀が伸びるのは楽の源であることから、「たの」は「田神」の意味とするなど、「田」と関連づける説もある。

 

「おもしろい」とは、表情、「楽しい」とは気持ちというニュアンスなんでしょうか。瞬間と持続かもしれません。

 

「楽しい」に豊かという意味があることは知りませんでした。物心両面で満ちているからこそ楽しくなるということなんでしょう。

自分が満ちていないと、相手を満たすことはできないとある方が仰っていました。正にこの意味に繋がります。

 

語感がしっくりきたということ。

相手を楽しませるには、自分がまずは楽しまなきゃいけない。

そういうニュアンスをきっと感じたから。

 

価値観、深いですね。