ペストではなく「ペスト」からコロナ対策を考えてみる。

【連続投稿371日目】

 

黒死病として有名なペスト。このご時世だからこそ、あえて「ペスト」(カミュ 新潮文庫)を再読し始めました。7年前に一度読んだのですが、その当時は「こうした事態が起きたんだな」と過去の話として読んでいました。

今読み始めると、コロナの話と本当によくかぶる。まだコロナと認めて、街を封鎖したところまでしか読んでいません。今後現在の流れをなぞるように、小説でも話が展開されていきます。

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さて、ペストの歴史を調べてみました。流行の歴史はかなり古いんですね。出典はWikipediaです。

 

ローマ帝国の疫病

165年から180年の流行。感染した人の25%から33%が死亡し、350万から700万人ほどの人々が死んだ。「アントニヌス帝のペスト」とも呼ばれる。

東ローマ帝国での流行

541年から542年(あるいは542年から543年にかけて)東ローマ帝国コンスタンチノープルで流行し、全人口の40%が死亡[3]コンスタンチノープル市内では毎日1万人が死んだ。「ユスティニアヌスの斑点」と呼ばれている。

なお、この帝国は8世紀と14世紀にもペストの流行に襲われた。1340年代からの流行は、最後の攻勢に出ていた帝国に大打撃を与えた。 流行はアジア、北アフリカ中東、ヨーロッパに広がり、当時の人口の半分に当たる3000万人から5000万人(またはそれ以上)が死亡したと言われる。

 

これ以降は、有名な14世紀の世界規模での発生1億人近くが死亡したとされています。

ローマ帝国時代にも発生していたとは驚きです。

 

今回の新型コロナウィルス。いわゆるコロナウィルスは風邪の原因として4種類あることは、今回初めて知りました。

もちろん、ペストと比較するつもりはありません。ただ、ウィルスが人に影響を及ぼし、猛威を振るい始めたとき、人の本質がむき出しになる点は、小説からも大いに学べるのではないでしょうか。