【連続投稿481日目】
「目の前に困っている人がいて、自分が持っているスキルでそれを解決できるなら、困っている人を助けるでしょ」
「エンジェルフライト」(佐々涼子 集英社 2012)で有名になった「エアハース・インターナショナル」、国際霊柩送還士の木村利恵さん。
国際霊柩送還士とは、海外で死亡したご遺体やご遺骨を日本に搬送、移送、空輸、送還のお手伝いをする専門会社です。
池上彰さんの番組に出演された際に、「なぜこのお仕事をやっているのですか」と質問された木村さん。
迷うことなく発言したのが冒頭の言葉でした。
この言葉は、特にメモしたわけでもないのに強烈に印象に残っています。
数年ぶりに、昨日同じ言葉をある経営者から伺いました。
パラレルキャリアをどのように始めたらよいか、の質問に全く同じ冒頭のセリフが出てきました。
何をやればいいのか迷っている人に対して、目の前で困っている人がいて、自分が持っているスキルで助けられるなら、それをやればいい。そんなに構えて、難しく考える必要はない、といったニュアンスが込められていました。
副業やパラレルキャリアは、自分のキャリアの転換点に価値観が変わったりすることで新たに挑戦をする場合が多いかと思います。異動や転職、出産などに加えて、目の前で困っている人に出会う、というきっかけも転換点だったりします。もちろん、そのきっかけを活かすかどうかは本人次第ですが。
そして大切なこと。困っている人がいて、助ける、という行動に出ること。あ、困っている人がいるな、でスルーしてしまってはダメ。行動に移せるかどうかが分かれ道となります。
昨日お会いした経営者はこうもおっしゃいました「この国は評論家が多い。評論家をやめて行動しようよ」。
目の前の人を助けるために、自分のスキルが生かせるなら、ぜひ行動しましょう。