本からの挑戦状 本が問いかけてくる瞬間

【連続投稿585日目】

 

「本が、問いかけてくるんですよ。あなたはどう考えますかと。」

ある出版社の社長が、読書について語ったときの言葉です。

 

その意味するところは、何となく分かったつもりになっていました。昨日までは。

 

「つもり」が、「よくわかる」、に変換された経験をしました。

 

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この本、読後感は「総論賛成、各論?」でした。素材は用意しました。あとの料理は皆さん頑張ってくださいね。と突き放された感さえしました。

もちろん、本に直接的な答えを求めるつもりなんてありません。そういう本ではないことは十分理解しています。ただ、本から学んだことを行動に移そうと思っても、自分にこの本を理解する素地がないため、どう行動していいかわからない。

もとい、「素地がないことを理解する」ことができたと言えるかもしれません。

 

その時に、冒頭の言葉が思い浮かんだのです。まさしくそれは本からの挑戦状でした。「さぁ、読者の皆さん、素材は揃えましたよ。どう使おうが皆さんの自由です。しっかりと料理してくださいね。」