福島の今を知るオンラインツアーに参加しました。

【連続投稿631日目】

 

東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)が主催するオンラインツアー、12月12日は福島。

www.jpn-civil.net

 

浪江、双葉、大熊、冨岡の4つの街をめぐって、それぞれの場所で復興に携わる方の話を伺う2時間の内容でした。全国各地から60名以上が参加しており、震災から10年を前にして関心の高さ、オンラインならではの参加のしやすさが伺えました。

 

ガイドしてくれた平⼭勉さん。地元でホテル経営しながら、情報発信の場所として「ふたばいんふぉ」を立ち上げ、復興に関する情報を発信しています。平山さんは震災直後、「冨岡は負けん」の横断幕を国道6号線に張って有名になった方です。

futabainfo.com

冨岡町では、 富岡町 3.11 を語る会を主宰している⻘⽊淑⼦さん。
帰ってきている人が少ないから町の将来が不安という人がいるが、そういうことではない。帰ってこれない方も町民、でも今帰ってきている人と町を作っていく必要がある。ただ帰れない人の思いを忘れてはいけない。
 
町は人によってつくられる。その街を壊すのも人。
壊れてしまった街を一生懸命作りなおそうとしている。
町って何なのか、そこで住む人とは?ぜひ冨岡にきて私たちの話を聞いてほしい。
 
切々と訴える青木さんの言葉に、胸を打たれました。
 
大熊町は、⾕咲⽉さん。 牛がえさとして雑草や木立を食べることに目を付けた谷さん。荒れ果てた畑や耕作地に牛を放牧することで、避難区域でも飼育管理ができて、人の立ち入りができない環境で壊れた生態系をもとに戻すことが可能になるそうです。
 

moomowgarden.or.jp

 

そして、和泉亘さん。浪江でえごまの生産日本一を目指しています。

www.namiefarm.com

 

皆さん、口をそろえていたのが「ぜひ現地に足を運んでください」という言葉。

来年は何としても時間を作って浜通りに行きたいと思いを強くしました。

 

また、「被災地や避難者といったくくられた言葉ではなく、双葉町といった固有名詞で語って欲しい。」この言葉を何気なく使っており、まだまだ思いをはせられていない自分を反省しました。

 

自分にできることは何か。それは知ること、共有すること。現地に行けなくてもできることはあります。ちいさなことでもできることを積み重ねていきます。