自己の経験を過信せず謙虚に防災減災に取組もう

【連続投稿660日目】

 

何か事態が発生しないように対策を取るのは、当然ですよね。一方で事態が発生しても最小限にとどめる対策をシミュレーションして考えておくことも必要です。

 

これが、防災と減災です。

 

例えば、漏れてはいけないシートがあったとします。家やマンションを建てるとき、階と階の間に挟んで、上の階から水漏れがあっても下に漏らさない。もしくは屋上に敷いて、雨漏りを防ぐ。そのようにイメージしてもらえればわかりやすいです。

 

もちろん、漏らさないようにすることが大前提です。そのために様々な機能を付与します。しかし、絶対に漏らさないものができるかというと、それは難しい。想定していない事態が発生する可能性もあります。何らかの理由で漏れたとしても、その影響を最小限に抑えるような機能、仕組みも付与しておく必要があります。

 

世の中に「絶対」安全というのはありえません。それは技術や、自分自身の経験を過信していることにほかなりません。

 

あり得ることは起きます。ここ最近の災害を見れば、100年に1度レベルが毎年発生しています。

 

自分自身の経験で過剰に自信をもって、リスクを最小限に見積もってしまうことこそ不幸です。

 

 

謙虚にリスクを見つめ、防災、減災に努めてほしいと思います。