【連続投稿778日目】
イチローがシアトルマリナーズで大活躍していた当時、シアトルの街を紹介すると必ず取り上げられたのが、パイク・プレイス魚市場です。
現地の英語サイトですが、現在のライブ映像もついています。
この社長は、日系2世のジョン・ヨコヤマ氏。マーケットで青果商を営む父の店を手伝っていました。25歳のとき、父の店の向かい側の魚店を買い取り自ら経営。うまくいかなかった経営を、サーバントリーダーシップの手法を取り入れ、商売は上向き。魚を投げるパフォーマンスで世界一有名になったといっても過言ではないでしょう。
そのヨコヤマ氏が書いたのがこちら。
自らの経営スタイルの失敗、転換点、成功が赤裸々に描かれています。印象に残ったのは「あり方」と「やり方」の違い。自分は何のために存在しているのか。そこを社員と共有し、社員もそれについて考えることで、社員ひとりひとりが経営者の感覚で仕事をする。しっかり対話を行う。しかし一番は自分自身のうちなる声に耳を傾ける。
傾聴は、人の話を聞くことと言われていますが、大切なのは自分自身の声にしっかり向き合うこと。
ご自身の経営スタイルに疑問を感じ始めた方。マネジメントに悩んでいる方。ヒントが満載の、お勧めの本です。