【連続投稿1057日目】
最近ネットで話題となった記事があります。それがこちら。
記事内容は、
・エース級のミドル社員が次々と辞めている。
・給料が高いのになぜか。
・情実人事で嫌気がさしている。
かなり掻い摘んでいますが、おおよそこのような内容です。
誰もがうらやむトヨタ。部長クラスで2000万円の給料、エース級社員がなぜ辞めるのか。
この記事を読んで違和感を感じたのは、いまだに「大企業、役職、年収」が高ければ高いほど素晴らしい、という昭和的な論調で書かれているからです。
少なくとも私の関係者で、この記事を額面通りに受け取った人はほとんどいません。
今のご時世、ひとつの会社で定年まで過ごす人がどれだけいるのか。それが「エース級」となればなおさら。自分のスキル、経験が自社で生かせないと思ったら、少しでも生かせる場所に映るのは、何ら珍しくない。たとえそれがトヨタであってもです。
トヨタの部長職を捨ててまでなんで?と疑問を投げかけているようにも思えますが、その疑問自体が古い。
人材の流動性が低いのが日本の成長を抑制している背景がある。優秀な社員はどんどん社外に出て会社ではなく「社会」のために積極的に自分のスキルを活かしてほしい。それがもっと自然とできるような社会になって欲しいと思います。
今回のこの記事が反面教師となって、流動性が加速してほしいと思いますね。