伝えても伝わらないのは誰のせいか

【連続投稿1176日目】

 

「これだけ説明して、なんでわかんないんだ」、と怒る人をたまに見かけます。皆さんの中にも、何度言っても伝わらない経験をした方、多いのではないでしょうか。仕事だけでなく子育てにしても同様です。人と人との間でコミュニケーションが発生する場面では、自分の考えが100%その通りに伝わることは、ほとんどありません。

 

「伝えても伝わらない」「伝わらないのは、伝えるほうに問題がある」

 

以前こんな経験をしました。とある会社の営業マンがある商材のプレゼンを行った時のこと。資料の配布を終えて 「ファットな資料ですいません」。

 

皆さん、意味わかりますか?

 

さらにプレゼンが進んで、あるページを説明する際に、「ビジーなページですいません」

 

???

 

ファット?ビジー?その言葉だけが頭を駆け巡り、正直、プレゼンの内容は全く頭に入らなくなりました。何か特別な専門用語なのか、プレゼンの本質にかかわることなのか。こんなことも知らないのは自分だけなのか・・・

後から振り返ればおそらく、「資料の枚数が多い」「1枚の中に多くの情報を盛り込んでいる」、それをそれぞれファット、ビジーと言っていたのだろうと想像しました。

 

私たちが使っている言葉は、属しているコミュニティだけにしか伝わらないと思ったほうが良いです。自分達が日頃使用している言葉をそのまま使っても相手には伝わらない、良い(悪い?)事例として紹介しました。