古代中国の三上と7つの習慣

【2024年11月24日 連続投稿1666日目】

 

先日、7つの習慣インサイド・アウト」について書きました。
その他の習慣で「3.重要事項を優先する」についてはよく使う項目で 、愛着があります。

緊急でもなく、重要でもない第4象限を減らして、重要だが緊急で はない第2象限に時間を振り分けようという考えは、まさしくその通りだなと思いま す。

  

一方で、「デフォルト・モード・ネットワーク 」という考え方があります。活動的な思考を行わない時に無意識に脳が活動している状態。ぼんやりしているときに動いている脳内活動が、創造性と関係がある、と指摘されています 。

中国では古来から「馬上(馬に乗っている時)」「枕上(布団に横になっている時)」「厠上(トイレにいる時)」がひらめきやすい状態として、三上と言われています。

このぼんやりしているときとはまさに第4象限。では、本当にこうしたぼんやり時間をなくすことが良いことなのか。

これは目的によると思います。意図して第4象限の時間を取ること で創造性を高める、アウトプットの質を高めるのであれば、第2象限になります 。

  

結局、自分の中での目的、ありたい姿を描いて行動しているかどう かなのでしょう。まさに、第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」そのものですね。

  

時間管理のマトリックスだけを見て、ムダな時間だからと言ってバッサリ捨てるのは危険だということです。