余分なものは何でしょう?

【3月24日 連続投稿1886日目】

 

「余分なものを取り除いていくことにより、彫像は完成していく」ミケランジェロ

 

なんともない石や木を削って、美を追求するためには、当然そぎ落としていく必要があります。ムダなものを無くせば無くすほど美しいと感じるのは、彫刻だけではないですよね。スポーツ、仕事などもそうです。滞留することなく、ムダな動きがなく流れると感動すら覚えます。

以前工場の生産管理で働いていたころ、計画された在庫量のなかで、物がよどみなく流れる様子は、仕組みを作った一人として結構感動したのを覚えています。

 

改善手法に、ECRSというものがあります。Eliminate(排除)、Combine(結合と分離)、Rearrange(入替えと代替)、Simplify(簡素化)の英語の頭文字を選択したものです。最初のステップは、やはりEliminate、つまり「無くせないか」です。

いるのかいらないのか迷うくらいなら、まずは無くしてみよう。

 

この考えも、彫刻につながりますよね。