【連続投稿198日目】
「未来を信じる力を持っていますか?」
代表取締役会長渋澤健様の問いかけから始まった「社会起業家フォーラム」。
11名の社会起業家が、7分間、pptのスライドを一切使わず、マイク一本で事業にかける熱い思いを300人以上集まった会場にぶつけます。
高校1年生の秋に、父親を亡くしたある方。「真剣に生きろ」が最後の言葉だでした。何かしたらいいか分からず過ごしていた学生時代。人を幸せにすることに喜びを感じるようになり、大学で自主ゼミを開きます。
起業家を呼んで新しいアイデアを形にすることに取り組んでいきます。それが高じて株式会社化します。スピーチの始まりと終わりには、ステーブジョブズのスピーチで有名なconnect the dotを引用します。
「You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards.
将来を見据えて、点(出来事)と点(出来事)を結びつけることはできません。後で振り返って見たときにしか、点と点を結びつけることはできないのです。
So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.
だから、とにかく点と点が将来、結びつくことを信じなくてはなりません。」
今の点は将来何かにつながると信じている、という固い決意を表明していました。
他の起業家。その方は20歳でいとこをがんで亡くします。学生時代には介護サークルで介護の現場を目の当たりにします。ある老女は昼間は大変元気なのですが、夜になると「生きているのが申し訳ない」といって早く死ねるようお祈りをしていたそうです。
生きたいのに生きれない。生きていることが申し訳ないと思う命の不条理さに気づきます。一方介護現場は大変費用しています。ただし課題が多いからこそ、介護に可能性を感じ、大卒後若手が中心としたグループを立ち上げていきます。
介護はだれもが通る道。だからこそ工夫と共創で主体的に生きることができる社会を実現したい、と訴えます。
「未来を信じる力」にあふれた11名のプレゼン。どんなに課題がたくさんあっても未来は明るいと信じていれば、突破することができる。別の場所でお会いした起業家は言っていました「乗り越えられない壁は、神様は用意しない」と。
言葉だけで伝えるからこそストレートに胸に刺さってきました。年齢、性別関係なく皆さん光り輝いており、心底尊敬します。