【連続投稿942日目】
エンパシーとは、他者の感情や経験を理解する能力である。他者理解とは、相手の考えを想像する創造力。日頃の教育によってこの能力は鍛え上げていける。
しかし、他者理解の前に自己理解が必要となる。自分自身の軸をしっかり持っているか。軸がないのに他者に影響されると、洗脳されてしまう。
人は、知らず知らずのうちに他者にラベリングしてしまう。さらにSNSが自分の考えに近い人だけが集まってきてしまう。分断が助長される。コロナ禍においては他者と出会う機会も失われ、余計に他社の靴を履く機会がなくなっている。
こうしたことを考えた読書会。課題図書はずばりこちらでした。
「他者の靴を履く」(ブレイディみかこ 文藝春秋 2021年)
災害などが発生した後、混乱状態において人々の相手を思いやる気持ちが生まれると言います。種が生き残るためには相互扶助が必要になる本能が発揮されるからでしょう。
エンパシー。他者を理解する能力を高めるために、相手の立場に立って物事を考える習慣を常日頃から身につけていく。想像力を高めるためにも数多くの人と出会い、話をする必要があるように感じます。